このページでは、山下研究室の研究内容を紹介しています。
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研究室紹介
山下真研究室
□ 研究分野 : 数理最適化(特に連続最適化,非線形最適化)研究分野 -数理最適化-
山下研では、「制約条件を満たす候補の中から、最善なものを見つけ出す数学的手法」である数理最適化を研究対象としています。山下研のコンセプトは ■ベストを追求する数学・社会に尽くす数学
ということができます。数理最適化の例として、ミックスジュースを作ることを考えてみましょう。

このように数理最適化は社会の各方面に活用場面を持っており、山下研では、その中の一つとして樹木園構成計算なども行っています。

数理最適化問題の一般形
数理最適化問題の一般形は、目的関数 $$ f: R^n \to R $$ と 実行可能集合 $$ S \subset R^n $$ に対して、 と表現されます。□数理最適化の面白さ

「数学もコンピュータも楽しめる一粒で2度美味しい研究」
なのです。その研究の方向性は、
「より大きな問題を、より高速に、より正確に解く」
というところにあります。
□最近の学生の研究テーマ
- (理論寄り)非線形半正定値計画問題に対する信頼領域法
- (応用寄り)センサーネットワーク問題に対する短時間計算
- (応用寄り)強度変調放射線治療における効率的な照射計算

センサーネットワーク計算に基づくたんぱく質計算のイメージ
山下研究室を志望する学生へ
+研究室を選ぶときは、短所を避ける消去法よりも、自分の長所を伸ばすところで選んでください+山下研は、数学もソフトウェア実装も楽しめる、そんな人に合っています
+週3〜4個のゼミでは、線形代数や凸解析などの基礎知識をベースとして、数理最適化の本を輪読したり、新しい論文について調べたことを発表したり、進めています
+卒業論文、修士論文では、新しい最適化計算手法の性能確認のために、ソフトウェアを実装することがよくあり、プログラミング言語としては、MATLAB, C++, 最近では Python などを学生がよく選んでいます
♪数理最適化を一緒に楽しく研究していきましょう♪